Swan Styleのスキルアップコラム

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#ビジネスマナー 身だしなみ「お客さまは何も言わない」

みなさま、こんにちは。
スワンスタイル工藤静香です。

久しぶりの更新です。

本日は#ビジネスマナー 身だしなみ

についてお伝えします。

 

「身だしなみは 自己満足<他者満足」

 

研修で毎回お伝えする言葉です。

 

実はその昔

私は身だしなみに関しては劣等生で

一度痛い思いをしたことがあります。

 

当時、不動産営業職だった私は

香水をつけていました。

 

量は控えめにしつつも、当時の私は

( 嫌な匂いよりも、良い香りをさせていた方が

お客さまからのウケが良いだろう )

と考えていました。

 

案内中、お客さまから尋ねられました。

「これは香水ですか?」

続けて

「うちの会社は男連中ばっかりだから

いい匂いがすることはまず無いなぁ」

と。

 

その時、私は褒められたんだと思い

「ありがとうございます」

とお礼を伝えて案内を終えました。

 

後日上司から

そのお客さまが上司にあてたメールを見せられました。

 

そこには

「案内してくれた女性の香水が強かった」

「さりげなくそれを言ったつもりなのに

まったく気が付かなかった」

そんな言葉が連ねてありました。

 

もちろん、そのお客さまの担当からは

外れることになりました。

 

こうして思い返すと

穴に入りたいくらい恥ずかしい失敗ですが

これはとても良い勉強になりました。

 

まず

自分が良いと思うものが相手にとっても好ましい

とは限らないということを学びました。

当時の私の身だしなみは

まさに自己満足でしかなかったのですね。

 

そしてもう一つ。

お客さまは私たちが考えている以上に

コンサバティブ(保守的)であるということです。

そして

私たちの服装に違和感や不快感を感じたとしても

その場で、直接おっしゃるようなことは

まずありません。

 

そのお客さまは、上司に伝えてくれましたが

それがなかったら、私は同じことを繰り返して

何人ものお客様をなくしていたことでしょう。

 

多様性が重視される時代において

身だしなみのマナーは

一見古い考え方のように映るかもしれません。

 

けれどもマナーを守っていれば

私のような大けがをすることはありません。

 

皆さんは気が付かないうちに

大けがをしていませんか?

今一度、ご自身の身だしなみを

振り返ってみてはいかがでしょうか。