Swan Styleのスキルアップコラム

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一流のおもてなしとは? ハイクラスレジデンスのコンシェルジュが意識するポイント 【1】

みなさま、こんにちは。
レジデンスコンシェルジュの白鳥です。

レジデンスで活躍するフロントコンシェルジュは、居住者の方やゲストに
「ここに住んでよかった」「ここに住んでみたい」と思っていただくために、
日々創意工夫しながらサービスを提供しています。

では、そんな私たちコンシェルジュが目指している“一流のおもてなし”とは、
具体的にどのようなものなのでしょうか?
ちょっと真面目に(笑)、シリーズとして(!)解説してゆきたいと思います。


【1】パーソナライズされたサービス

私たちが常に大切にしているのは「パーソナライズ」です。
居住者さま一人ひとりの、状況やニーズ、生活パターンを把握し、
それに合わせた応対を心掛けています。

例えば、挨拶。

朝、仕事にお出かけになる方へは
「今日も一日気持ちよくお過ごしになれますように」と言う気持ちを込めて、
明るい笑顔と爽やかな声でお声かけをします。
時々「声が大きすぎたかな」と反省することもありますが、
私たちの元気パワーが伝わると良いなと思いながら、挨拶しています。

でも数ヶ月前にご出産されたお母さまがベビーカーを押していたら、
まずはお子さまのご様子を見ます。
おやすみになっているようなら、起こさないように言葉での挨拶は控え、
代わりに笑顔と会釈で見送ります。

中には声かけを好まない方もいらっしゃいます。
何度か挨拶のお声をかけたとき、目を伏せて足早になる方や、
少し面倒そうな素振りが感じられた方には、積極的にお声かけはしません。

けれどもアイコンタクトと表情と、仰々しくないお辞儀で、
「私たちはここにいるので、何かあればいつでもお声かけくださいね。」と言う
メッセージを伝えるようにしています。
そんなことを繰り返していると、私たちの会釈にボソボソッと
挨拶を返してくださるようになったりして。
そんな時は、心の距離が少し縮まったのかな、と嬉しく思います。


お相手の状況はいつも同じではありません。
その日、その時によってお好みやニーズも変化しています。
今、その人にとって何かベストなのかを常に考える。
それがパーソナライズのベースです。
そうすることで、朝の挨拶が均一的なマニュアルではなく
「その方だけに向けた特別な挨拶」になるのです。


次回は 一流のおもてなしのポイント「【2】先読みする力」 です。


スワンスタイルでは、このような一流のサービススキルを
育む研修を提供しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。